Power Appsで日付にかかわる関数であるDateAdd関数、DateDiff関数、EDate関数、EOMonth関数について紹介します。
DateAdd関数とは
日数、月数、四半期数、または年数を日付/時刻値に加算します。
公式より引用
構文
DateAdd( DateTime, Addition [, Units ] )
DateTime - 加算/減算する日付時刻値。
Addition - DateTime に追加する数値。
Units - Additionの単位。指定しない場合はTimeUnit.Days(日)が設定される。
TimeUnit.Milliseconds:ミリ秒
TimeUnit.Seconds:秒
TimeUnit.Minutes:分
TimeUnit.Hours:時
TimeUnit.Days:日
TimeUnit.Months:月
TimeUnit.Quarters:四半期
TimeUnit.Years:年
DateDiff関数とは
2 つの日付値の差を、日数、月数、四半期数、または年数で返します。
公式より引用
構文
DateDiff( StartDateTime, EndDateTime [, Units ] )
StartDateTime - 開始の日付時刻値。
EndDateTime - 終了の日付時刻値。
Units - Additionの単位。指定しない場合はTimeUnit.Days(日)が設定される。
TimeUnit.Milliseconds:ミリ秒
TimeUnit.Seconds:秒
TimeUnit.Minutes:分
TimeUnit.Hours:時
TimeUnit.Days:日
TimeUnit.Months:月
TimeUnit.Quarters:四半期
TimeUnit.Years:年
EDate関数とは
月日を変更することなく、日付に月を足したり引いたりします。
公式より引用
DateTimeに設定した日付のNumberOfMonthsか月前/後を取得できます。
構文
EDate( DateTime, NumberOfMonths )
DateTime - 加算/減算する日付時刻値。
NumberOfMonths - DateTime に加算/減算する月数。 正の値は将来の日付、負の値は過去の日付を出力し、ゼロはDateTimeと同じ値を出力します。
EOMonth関数とは
日付に月を足したり引いたりし、その月の最終日を返します。
公式より引用
NumberOfMonthsが-1なら一か月前、0なら当月、1なら一か月後の最終日の日付を返します。
構文
EOMonth( DateTime, NumberOfMonths )
DateTime - 必須。 操作する日付/時刻値。
NumberOfMonths - 必須。 DateTime に加算または減算する月数。 正の値は将来の日付、負の値は過去の日付を示し、ゼロは入力 DateTime の日部分を月末に変更します。
使い方
一か月後の日付を取得する
EDate(DatePickerCanvas1.SelectedDate, 1)
DateAdd(DatePickerCanvas1.SelectedDate, 1, TimeUnit.Months)
上記の数式のどちらでも一か月後の日付を取得できます。
指定した月が当月より少ない日数の場合、最後の日付が出力されます。
月末を取得する
今まで月末の取得は、以下の数式で行っていました。
EOMonth関数が追加されたことで、少しだけ簡単に書けるようになりました。
月初を取得する
月初の取得もEOMonth関数の追加によって少しだけ簡単になりました。
処理にかかった秒数を計算する
この記事では、処理の直前にNow()を_Start変数に格納し、処理の直後に_Start-Now()を行うことで処理秒数を算出しています。
Set(_Start, Now());
~計測したい処理~
Set(_Time, DateDiff(Now(), _Start,TimeUnit.Milliseconds))
週次カレンダー
少々発展的ですが、週次カレンダーも作れます。
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