Power Apps保守運用

【Power Apps】保守性の高いアプリを作るためのガイドライン

Power Apps

保守性の高いアプリを作るために考慮すべきことをまとめました。

ローコードツールで省力化できるのはコーディングの部分のみで、それ以外の保守性などについては省力化してはいけません。

私も勉強中の身ですので、ご指摘大歓迎です。

パフォーマンス

画面やコントロールは最小にする

画面やコントロールを増やすと、その分パフォーマンスが低下します。

ギャラリーやコンポーネントを使用することで、コントロールの数を減らしましょう。

また追加ボタンと削除ボタンをまとめるなど、Ifを用いて一つのコントロールに複数の役割を持たせるのも有効です。

Concurrent関数を使用する

Concurrent関数を使用することで、長い処理を並列処理させることができます。

ロードが長いと感じた際には使用を検討してください。

UI設計を蔑ろにしない

最低限開発前に以下の3点は決めておきましょう。

  • ベースカラー・メインカラー・アクセントカラー
  • ヘッダー・カラム・メインエリアなどのエリア分け
  • 画面遷移を考慮した画面構成

メンテナンス性

命名規則を決める

命名規則を決め、それを守ることが最も重要です。

特に複数人開発だとバラバラになりやすいので、意識して揃えるようにしましょう。

変数を使いすぎない

変数を使用し過ぎると管理コストが増えます。出来るだけコントロールを参照するようにしましょう。

またコレクションを有効に活用し、複数の変数をまとめるようにしましょう。

コメントを入れる

自分が書いたコードであっても、一週間後には処理の内容を半分以上忘れると言われています。

複雑な処理や特殊な処理をしている場合には必ずコメントを入れるようにしましょう。

//単一行の場合
/*←コメント開始
複数行の場合
コメント終了→*/

設計資料を作成する

ローコードツールで省力化できない部分を補うためには設計資料をきちんと作成することが重要です。

アプリの規模や開発・利用人数にもよりますが、以下のドキュメントは用意しておいた方がいいです。

  • アーキテクチャ図:システム全体のデータ構造
  • データモデル図:使用しているデータベースの構造を視覚化したもの
  • ユーザーマニュアル:ユーザーのためのアプリ取説
  • データフロー図:ユーザーの操作によってどのようなデータ更新が行われるかを視覚化したもの
SharePointの場合、こちらの記事の方法でリストの情報を書き出せます。データモデル図の作成などに役立ちます。

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