Power Appsには、Teamsと連携することができるMicrosoft Teamsコネクタというコネクタがあります。
この記事では、
- GetChannelsForGroupの構文、取得できる戻り値
- GetMessagesFromChannelの構文、取得できる戻り値
- チャネル内のメッセージを一覧表示する方法
- プライベートチャネルの表示
- リアクションはPower Automateでないと取れなさそう
を紹介します。
Microsoft Teamsコネクタの追加方法
左側のデータタブから、データの追加→Microsoft Teamsを選択します。
Microsoft Teamsを選択します。一覧になければ接続の追加をクリックして接続を作成します。
Microsoft Teamsが追加されます。
GetChannelsForGroup
構文
MicrosoftTeams.GetChannelsForGroup(groupId).value
//groupId:GetAllTeamsなどで取得したチームID
戻り値
パス | 型 | 説明 |
---|---|---|
id | テキスト | チャネルIDです。 |
displayName | テキスト | チャネルの表示名です。 |
description | テキスト | チャネルの説明です。 |
GetMessagesFromChannel
構文
MicrosoftTeams.GetMessagesFromChannel(groupId, channelId).value
//groupId:GetAllTeamsなどで取得したチームID
//channelId:GetChannelsForGroupなどで取得したチャネルID
戻り値
パス | 型 | 説明 |
---|---|---|
id | テキスト | メッセージIDです。 |
subject | テキスト | メッセージの件名です。 |
body.content | テキスト | メッセージの本文です。 |
from | レコード | 投稿者のユーザー情報です。 |
createdDateTime | 日時 | 投稿日時です。 |
チャネル内のメッセージを一覧表示する方法
高さが伸縮可能な空のギャラリー(GalleryTeams)を画面に追加して、Itemsにキャプションの数式を入力します。
モダンコントロールのタブ一覧(TabListChannels)をGalleryTeams内に追加し、表の通りに数式を入力します。
プロパティ | 値 |
---|---|
Items | MicrosoftTeams.GetChannelsForGroup(ThisItem.id).value |
Alignment | If( ThisItem.IsSelected, 'TabList.Alignment'.Vertical, "Horizontal" ) |
Height | If( ThisItem.IsSelected, 200, 35 ) |
ギャラリーを追加して数式を設定し、件名用のラベルを追加します。
HTMLテキストコントロールを追加し、ThisItem.body.contentを設定すると本文が表示されます。
ユーザーアイコンとユーザー名を追加するとかなりTeamsっぽくなります。
プライベートチャネルの表示
自分が参加していないプライベートチャネルはGetChannelsForGroupアクションでは表示されます。
GetMessagesFromChannelアクションでは投稿の一覧を取得することはできません。
リアクションはPower Automateでないと取れなさそう
リアクションの列形式がPower Apps側で定義?されていないためPower Appsだけではリアクションを取得できなさそうです。
以下のようにPower Automateではリアクションを取得できるので、リアクションを取得したい場合はPower Automateを使用しましょう。
おいしみさんの記事は実務でも使えて勉強になるのに加えて面白いのでぜひご一読ください。
「全員ぼくにいいねしてよ!!!」を熱烈フォローするPower Automate フロー #PowerAutomate - Qiita
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