Power Appsには、Teamsと連携することができるMicrosoft Teamsコネクタというコネクタがあります。
この記事では、
- GetAllTeamsの構文、取得できる戻り値
- GetTeamの構文、取得できる戻り値
- 自分が参加しているチーム一覧の表示・選択したチームを開くURLを表示する方法
- チームメンバーの一覧表示方法
を紹介します。
Microsoft Teamsコネクタの追加方法
左側のデータタブから、データの追加→Microsoft Teamsを選択します。
![](https://powerplatformnikki.com/wp-content/uploads/2023/11/8eb22981e06f1b90203112c4d45aadd1.png)
Microsoft Teamsを選択します。一覧になければ接続の追加をクリックして接続を作成します。
![](https://powerplatformnikki.com/wp-content/uploads/2023/11/7e3185a298961ebed1f982017a642e72.png)
Microsoft Teamsが追加されます。
![](https://powerplatformnikki.com/wp-content/uploads/2023/11/e67d534f4e0ddbd547fb3be22250de86.png)
GetAllTeams
構文
MicrosoftTeams.GetAllTeams().value
戻り値
パス | 型 | 説明 |
---|---|---|
id | テキスト | TeamsのチームIDです。 |
displayName | テキスト | チームの表示名です。 |
description | テキスト | チームの説明です。 |
GetTeam
GetAllTeamsよりも詳細に戻り値を取得できます。
構文
MicrosoftTeams.GetTeam(teamId).value
teamID:GetAllTeamsなどで取得したチームID
戻り値
パス | 型 | 説明 |
---|---|---|
id | テキスト | TeamsのチームIDです。 |
displayName | テキスト | チームの表示名です。 |
description | テキスト | チームの説明です。 |
internalId | テキスト | Teamsの内部IDです。他のアクションやURLなどで使用します。 |
webUrl | テキスト | ブラウザでチームを開くためのURLです。 |
上記以外のプロパティはチームの個別設定関連です。
チームの一覧表示・選択したチームを開くURLを表示する
ギャラリーやモダンテーブルなどを画面に追加し、Itemsプロパティに以下の数式を入力するとチームの一覧を表示できます。
MicrosoftTeams.GetAllTeams().value
![](https://powerplatformnikki.com/wp-content/uploads/2023/11/15c3ba1bf940e77017996e0ce8c56dc3.png)
画面にラベルを追加して以下の数式を入力すると、選択したチームの表示名がラベルに表示されます。
![](https://powerplatformnikki.com/wp-content/uploads/2023/11/036b126c325e4bb0aa6396e4df56af7f.png)
次にモダンコントロールのリンクを画面に追加し、テキストにチームを開く、URLに以下の数式を設定するとチームをブラウザで開くリンクが表示されます。
![](https://powerplatformnikki.com/wp-content/uploads/2023/11/57947d36ad3849db19941a64c3865ae7.png)
完成です。
![](https://powerplatformnikki.com/wp-content/uploads/2023/11/92341ffe64163d3e24742d5e5afce986.png)
チームメンバーの一覧表示方法
Teamsコネクタにはチームのメンバーを一覧表示するアクションがないので、Office365グループコネクタのListGroupMembersアクションを使用します。
![](https://powerplatformnikki.com/wp-content/uploads/2023/11/0a7dfc1ed9e4b0573fcd9e855e5c0a65.png)
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