Power Appsには、作成したアプリの情報を取得出来るPower Apps for Makers(作成者向けPower Apps)コネクタというコネクタがあります。
この記事では、
- GetAppの構文、取得できる戻り値
- GetAppsの構文、取得できる戻り値
- アプリIDの取得方法
を紹介します。
作成者向けPower Appsコネクタの追加方法
左側のデータタブから、データの追加→Power Apps for Makersを選択します。
作成者向け Power Appsを選択します。一覧になければ接続の追加をクリックして接続を作成します。
作成者向けPower Appsコネクタが追加されます。
GetApps
構文
作成者向けPowerApps.GetApps().value
戻り値
value内にテーブルの一覧が格納されていますが、扱いやすい情報はpropertiesやtags内にあります。
propertiesやtags列はレコードで多くの列が格納されています。
表のパス列の値をGallery.SelectedやThisItemの後に入力することで、その値を取得できます。
properties
パス | 型 | 説明 |
---|---|---|
properties.displayName | テキスト | アプリの名前(表示名)です。 |
properties.appOpenUri | テキスト | アプリのURLです。 |
properties.description | テキスト | アプリの説明です。 |
properties.createdBy.displayName | テキスト | アプリの作成者の名前(表示名)です。 lastModifiedByで変更者、ownerで所有者を取得できます。 |
properties.createdBy.email | テキスト | アプリの作成者のメールアドレスです。 lastModifiedByで変更者、ownerで所有者を取得できます。 |
properties.environment.name | テキスト | アプリの環境のIDです。 |
tags
パス | 型 | 説明 |
tags.publisherVersion | テキスト | アプリのバージョン(設定から見れるやつ)です。 |
tags.primary~ | 設定→表示で設定したサイズです。 |
GetApp
構文
作成者向けPowerApps.GetApp(id)
id:アプリのID
アプリのIDを入力することで、そのアプリの情報を取得できます。
アプリのIDは前述したGetAppsや、アプリの詳細画面から取得できます。
テナント・環境・アプリ/フローIDの取得方法
コネクタの様々なアクションではテナントや環境のIDを求められます。これらのIDの取得方法を、UIでの取得方法とコネクタのアクションで動的に取得する方法に分けて紹介します。UIでの取得方法UIで各種ID...
戻り値
取得できる情報はGetAppsと同じです。
情報を取得したいアプリが一つのアプリか、複数のアプリかで使い分けましょう。
コメント