Teamsのファイルタブには、チーム内のチャネル内で共有したファイルが表示されます。
これはTeamsのSharePointのドキュメントライブラリを参照しているものです。
このSharePointのドキュメントライブラリにPower Appsからファイルを閲覧・検索・作成することのできるアプリを作ります。
Power Appsとドキュメントライブラリを接続する
データの追加→SharePointコネクタを選択すると、SharePointリストとドキュメントライブラリの一覧が表示されます。
その中でTeamsのファイルタブに表示されているのはドキュメントですので、そちらにチェックを入れて接続します。
まずはどんな情報が取得出来るのか、App.OnStartプロパティにClearCollect関数を入れて確認してみましょう。
OnStartを実行し、ビュー→コレクションからColDocLibコレクションの中身を確認します。
コレクションにはこのような項目が格納されていました。
ちなみに、SharePointのドキュメントライブラリには以下のファイルをあらかじめ保存していました。
ファイル・フォルダごとに1レコード作成されているようです。
この情報を使用すればエクスプローラーのようなアプリが作成できそうですね。
各列の説明
SharePointコネクタで取得できるドキュメントライブラリの情報の主な列の値がどのようなものなのかを以下の表で示します。
コレクション内での表記 | サジェストでの表記 | 説明 |
{Path} | フォルダーのパス | ファイルが格納されているフォルダのパスです。 例)Shared Documents/General/ |
{FullPath} | 完全パス | 拡張子付きのファイルの保存場所です。 例)Shared Documents/General/テスト.docx |
{FilenameWithExtension} | 拡張子付きのファイル名 | 拡張子付きのファイル名です。 例)テスト.docx |
{Name} | 名前 | 拡張子を除いたファイル名です。 例)テスト.docx |
{IsFolder} | フォルダーである | フォルダーの場合はfalse、ファイルの場合はtrueになります。 |
{Thumnail} | サムネイル | ファイルのサムネイルです。 |
SharePointリストと同様、Created,Created By列なども利用できます。
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