Power Appsには、作成したアプリの情報を取得出来るPower Apps for Makers(作成者向けPower Apps)コネクタというコネクタがあります。
この記事では、
- EditAppRoleAssignmentの構文、取得できる戻り値
- アプリ上でアプリの所有者、共同編集者、ユーザーを編集する方法
を紹介します。
作成者向けPower Appsコネクタの追加方法
左側のデータタブから、データの追加→Power Apps for Makersを選択します。
作成者向け Power Appsを選択します。一覧になければ接続の追加をクリックして接続を作成します。
作成者向けPower Appsコネクタが追加されます。
EditAppRoleAssignment
構文
作成者向けPowerApps.GetAppRoleAssignment(app, {'$filter':"environment eq '環境ID', "put:table}, {delete:[{id:deleteID}]}).value
app:アプリID
table:以下に記載
PermissionID:削除するユーザーのPermissionID
構文のtable部分には上記の表を以下のようなJsonの形式に合わせて記載する必要があります。
入力パラメーター
パラメーター名 | 型 | 説明 |
---|---|---|
app | text | アプリIDです。 |
環境ID | text | アプリが存在する環境のIDです。 省略可ですが、一応入力しましょう。 |
text | emailまたはidとどちらかが必須ですが、GetAppRoleAssignmentで正しく取得できない場合があるためidの入力が推奨です。 | |
id | text | User().EntraObjectIdまたはO365ユーザーで取得できるユーザーのID。 |
tenantId | text | テナントのID |
type | text | よくわかりません(正直でえらい) |
roleName | text | CanEdit:共同編集者, CanView:ユーザー |
NotifyShareTargetOption | text | 1:メールで通知, 2:メールで通知しない |
PermissionID | text | GetAppRoleAssignmentで取得できるIDです。 以下のフォーマットになっています。 /providers/Microsoft.PowerApps/apps/[アプリ ID]/permissions/[ユーザーID] |
各種パラメーターはどこから取ってくる?
ユーザー追加時のサンプル構文
作成者向けPowerApps.EditAppRoleAssignment(
"アプリID",
{
'$filter':"enviroment eq '環境ID'",
put:
[
{
properties:
{
principal:
{
tenantId:"テナントID",
id:"ユーザーID",
email:"",
type:""
},
roleName: "CanEdit",
NotifyShareTargetOption: "2"
}
}
]
}
)
ユーザー削除時のサンプル構文
作成者向けPowerApps.EditAppRoleAssignment(
"アプリID",
{
'$filter':"enviroment eq '環境ID'",
delete:[{id:"アプリのPermissionID"}]
}
)
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